LINE(業種別)
不動産会社の LINE 公式アカウント運用:内見の予約・条件に合う物件の案内と、おとり広告にならない送り方
賃貸・売買の仲介をする不動産会社向けに、LINE 公式アカウントで内見の予約を受け、条件に合う物件を案内する使い方を、リッチメニューの例、1年の配信カレンダー、文例、おとり広告の決まりつきでまとめました。
この記事のポイント
- 不動産会社の LINE は「内見の予約」と「条件に合う物件の個別の案内」の2つに絞ると続く
- 物件の案内は一斉配信より、希望の条件を聞いたうえでの個別の連絡が向いている
- 成約済みの物件を案内し続けると「おとり広告」に当たる。LINE で送った物件も、決まったらすぐ知らせる
不動産会社の LINE 公式アカウントは、内見の予約の入り口と、希望の条件に合う物件の個別の案内の2つに絞ると、お客さんにも使いやすく、運用も続きます。
不動産会社でよくある悩み
- ポータルサイトから問い合わせが来ても、メールの返事が読まれず、そのまま連絡が途切れる
- 内見の日程の調整が、電話とメールを何往復もする
- 希望に合う物件が新しく出ても、前に問い合わせた人に知らせる手段がない
- 成約した物件の問い合わせが続き、断る手間がかかる
リッチメニューの例(6つのボタン)
| ボタン | 押した先 |
|---|---|
| 内見の予約 | 予約のフォームか、トークで日時を送ってもらう |
| 希望の条件を送る | 条件を聞くフォーム(エリア・家賃や価格・間取り・入居時期) |
| おすすめの物件 | ホームページの物件一覧 |
| 店舗の地図 | Google マップ |
| 入居・契約の流れ | ホームページの説明のページ |
| 問い合わせ | トーク |
作り方はリッチメニューの作り方にまとめています。
友だちを集める場所
- ポータルサイトから問い合わせが来たら:返事のメールに「以降のやりとりは LINE でもできます」と友だち追加の URL を添える
- 来店・内見のとき:QR コードを渡し「空きが出たら LINE でお知らせします」と案内する
- ホームページ:物件のページの問い合わせボタンの近くに、友だち追加ボタンを置く
1年の配信カレンダー(一斉配信は月1〜2回)
| 時期 | 送ること |
|---|---|
| 1〜3月 | 引っ越しの多い時期の案内、内見の予約の受付 |
| 4〜5月 | 新生活の手続きのお知らせ(入居した人向け) |
| 6〜8月 | 夏の転勤・住み替えの相談の案内 |
| 9〜10月 | 秋の転勤の時期の案内 |
| 11〜12月 | 来年の住み替えの相談、年末年始の営業日 |
物件そのものの案内は、一斉配信より、条件を聞いたうえでのトークでの個別の連絡が向いています。条件に合わない物件を一斉に送ると、ブロックされやすくなります。
そのまま使える文例
希望の条件を聞いたあとの返事
ご希望の条件をありがとうございます。
〇〇駅から徒歩15分以内、家賃〇万円まで、2LDK で探します。
条件に合う物件が出たら、このトークでお知らせします。
内見のご希望は、日時を2つほど送ってください。
気をつける決まり:おとり広告
不動産の広告のルール(不動産の表示に関する公正競争規約)では、次の3つが「おとり広告」とされています。首都圏不動産公正取引協議会の説明では、次のとおりです。
物件が存在しないため、実際には取引することができない物件に関する表示
物件は存在するが、実際には取引の対象となり得ない物件に関する表示(契約済みの物件の広告や重大な瑕疵のある物件の広告)
物件は存在するが、実際には取引する意思がない物件に関する表示
協議会は、このうち「特に多いのが、2.の契約済みで取引することができなくなったのに広告されている物件です」としています。
LINE で物件を案内するときも、次のことを守ります。
- 案内する前に、まだ募集中かを確かめる
- 案内した物件が決まったら、すぐにトークで知らせる
- リッチメニューの先の物件一覧から、成約した物件をすぐ外す
よくある質問
- 不動産会社の LINE で、物件を一斉配信してもいいですか?
- 一斉配信より、希望の条件を聞いたうえでの個別の案内が向いています。条件に合わない物件が届くとブロックされやすくなります。案内する前に、まだ募集中かも確かめます。
- LINE で案内した物件が成約したら、どうすればいいですか?
- すぐにトークで知らせ、ホームページの物件一覧からも外します。成約済みの物件を案内し続けると、不動産の広告のルールで「おとり広告」に当たります。
出典
確認日:2026-11-01
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