Web 広告
広告の費用はいくらが妥当か:お客さん1人を呼ぶのにかけてよい額の計算のしかた
小さなお店や会社が Web 広告にいくらかけていいかを、「お客さん1人を呼ぶのにかかった費用」と「お客さん1人からの利益」で決める方法を、計算の例つきでまとめました。
この記事のポイント
- 広告の良し悪しは、かけた額ではなく「お客さん1人を呼ぶのにいくらかかったか」で見る
- かけてよい上限は、お客さん1人から入る利益(何回来てくれるかも含めて)から決める
- はじめは少額で試し、1人あたりの費用が上限より下なら広げ、上なら広告の中身か行き先を直す
広告にいくらかけていいかは、「お客さん1人を呼ぶのにかかった費用」が「お客さん1人から入る利益」より小さいかで決めます。月にいくらかけるかより先に、1人あたりの上限を決めておくと、続けるか・やめるかを迷わずに判断できます。
見る数字は2つ
| 数字 | 意味 | 求め方 |
|---|---|---|
| 1人を呼ぶ費用 | 広告で、お客さん1人(予約・購入・問い合わせ)を得るのにかかった額 | 広告の費用 ÷ 広告から来たお客さんの数 |
| 1人から入る利益 | お客さん1人から、材料費などを引いて手元に残る額。何回来てくれるかも含める | 1回の利益 × 来てくれる回数 |
1人を呼ぶ費用が、1人から入る利益より小さければ、広告は元が取れています。
計算の例(数字は例です)
美容室で、カット1回の売上が5,000円、材料などを引いた利益が3,500円、1人のお客さんが平均3回来てくれるとします。
- 1人から入る利益:3,500円 × 3回 = 10,500円
- 1人を呼ぶ費用の上限:10,500円より下(ほかの費用や利益を残すため、たとえば半分の5,000円を上限にする)
広告に3万円かけて、新しいお客さんが5人来たら、1人を呼ぶ費用は6,000円です。上限の5,000円を超えているので、広告の中身か行き先を直します。8人来たら3,750円で、上限より下なので、予算を広げてよいと判断できます。
1回で決めず、何回来てくれるかで考える
1回の利益だけで計算すると、広告はほとんど元が取れないように見えます。2回目以降も来てくれるなら、そのぶん1人にかけてよい額は大きくなります。
だから、広告で来たお客さんにまた来てもらう仕組み(LINE の友だちになってもらう、次の予約を案内する)が大事です。来てくれる回数が増えるほど、広告にかけられる額も増えます。
はじめての広告は、少額で試す
- 1人を呼ぶ費用の上限を、上の計算で決める
- 少額(数万円)で1〜2週間出す
- 広告から来たお客さんの数を数える(予約のときに「何を見て来たか」を聞く、広告専用のクーポンを使う、など)
- 1人を呼ぶ費用が上限より下なら広げる。上なら、広告の文や写真、行き先のページを直してもう一度試す
広告を出してから最初の1か月で見る数字は、はじめての Web 広告で、最初の1か月で見る4つの数字にまとめています。その場で決めなかった人を逃さない方法は、広告から LINE の友だちにつなげるにまとめています。
よくある質問
- 小さなお店の広告費は、月いくらが目安ですか?
- 月の額より先に、お客さん1人を呼ぶのにかけてよい上限を決めます。上限は、お客さん1人から入る利益(1回の利益 × 来てくれる回数)から、ほかの費用と残したい利益を引いて決めます。
- 広告を出したのに、元が取れているか分かりません。
- 広告から来たお客さんの数を数える仕組みを先に作ります。予約のときに何を見て来たかを聞く、広告専用のクーポンを使う、などの方法があります。
- 1人を呼ぶ費用が上限を超えたら、すぐやめるべきですか?
- すぐやめる前に、広告の文や写真、押した先のページ(予約のしやすさなど)を直して、もう一度少額で試します。それでも下がらなければ、別の集め方に切り替えます。
自分のお店だとどうなるか、聞いてみたいときは
問い合わせる